不妊治療に鍼灸が効果的!
不妊治療と言えば、タイミング指導から人工授精、体外受精と西洋医学を連想しますが、実は漢方薬や鍼灸とった東洋医学も効果があることは意外と知られていません。確かに漢方や鍼灸は、すぐに効果が表れるものではなく、どちらかというと体質改善が目的で、不妊の原因ともされる女性の冷えを解消し、妊娠しやすい体を徐々につくっていく治療法です。
最近、長期にわたる治療でのホルモン剤の投与は時として副作用を生みだします。自律神経失調症に似た症状やホルモンバランスが崩れたせいで、不妊治療を中断せざるえない状況においこまれるのです。体外受精で採卵したくても、なかなか卵が成長しない、卵の質が良くならずに受精しない、そういった問題もおこります。無事、凍結卵に出来ても、今度は母体となる女性の体のホルモンバランスが崩れていては着床も出来ないでしょう。
そこで見直すべきは基礎体温の状態です。生理期間が短くなってるか、高温期が綺麗な線を描いているかをチェックします。実際、体外受精をくりかえしても上手くいかない患者は高温期が10日以下の場合が多いのです。鍼灸は副作用はなく、体本来の新陳代謝を取り戻す治療です。子宮の周りの血行を改善し、基礎体温を整えます。体外受精の採卵や、移植のスケジュールに合わせて鍼灸を施す鍼灸院も増えています。体に負担がかからない鍼灸は一度試す価値があるかもしれません。